体験・バケットリスト

死ぬまでに絵本をつくってみた話

そうだ、絵本づくりをしよう!

元々そんな風に考えていたわけでもないし、
やりたいことリストに入っていたわけでもない。

そんな中、なぜ絵本をつくることとなったのか。
冗談から始まった物語について語ろうと思う。

最重要人物の説明

制作に至った経緯を説明する前に、今回の絵本で絵を担当している「ちゃそぴっぷ」なる人物のことから語らねばならない。

ぴっぷ先生のことを理解していただいたところで、さっそく経緯の説明に移ろうと思う。

制作に至るまでの経緯

①ぴっぷ先生、週0勤務を所望する

ぴっぷ先生がニートへの熱い想いを語っていたため、不労所得を得るための手段として絵本づくりを勧めてみた。

②ストーリーが3分で決定する

勧めた手前、なんらかの案を出さねばと思い、とりあえず、🐥と💩のほっこりストーリーを提案してみる。

その後、ぴっぷ先生よりストーリー案が送られてきた。

ん…?
(つд⊂)ゴシゴシ(;゚Д゚) …!?

\ 💩が喋っている /

数十年生きてきたが、💩が声を発するという発想に至ったことはない。
やはり、「PIP」の名を冠する者は侮れない…。

そんなこんなでラストシーンまで決定した。

③いつか絵本をつくる約束をする

お互い、軽い冗談のつもりだった。
しかし、そこから数時間後、事件が起こる。

④無言で表紙投稿事件

すごい!
プロだ!!!
とにかくそう思った(語彙力)

日付を見てもらえば分かると思うが、🐥と💩のほっこりストーリーを提案した翌日の出来事である。

⑤長文DM送りつけ事件

さらに同日、、、
誰に見せるわけでもないけれど、通勤時間とお昼休みを利用して1人でストーリー制作に勤しむ者がいた。

そう、私だ。

その時は完全に自己満のために作成していた。

そんな折、表紙の投稿があったため、作成していたストーリーを急いでDMで送りつけたのだった。

ブォン(っ'-')╮=͟͟͞͞

あとで数えてみたら全部で1,093文字だった。

生成AIが教えてくれた!

⑥絵本を制作することが決定

こうして、冗談から絵本づくりがスタートした。

⑦絵本づくりを学ぶ

せっかくプロが絵を描いていただけるので、図書館で絵本について調べに行った。

そこで学んだことは下記の5点である。

1.分かち書きを使用する

区切った方が読みやすい!

幼児向け絵本では、ひらがなを中心に分かち書きを工夫することが重要。文章をすべて詰めて書くと読みにくくなり、意味のまとまりも分かりにくくなるためだ。

特に、幼児が音読や読み聞かせで理解しやすいように、言葉のまとまりごとに区切りを入れると読みやすくなる。

合っているかは分からないが、ざっくりと区切ってみた。

2.絵本は32ページに抑える

片側に絵、もう片側に文章という構成

ストーリー型の絵本では、32ページ構成をよく見かける。

そこで今回も32ページを目安に作ってみることにした。

最終的に38ページとなった。

全然32ページでは収まらないし、なんならページが全然足りなかった。

3.起承転結で物語を作成する

分かりやすい物語のコツらしい!

物語構成は「起承転結」を意識することで、話の流れを整理しやすくなる。

  • 起 主人公や舞台の提示
  • 承 課題や出来事の展開
  • 転 意外な出来事やクライマックス
  • 結 解決や安堵感を与える結末

国語の授業でも習った気がする。

要は4コマ漫画のようにするということ。

「承」と「転」って難しい…。

4.対象年齢(3歳〜5歳)に合わせて表現する

対象年齢に応じた言葉や表現を工夫することが必要である。

3歳〜5歳くらいの子どもなら、難しい表現を並べるよりも、具体的でシンプルな言葉のほうが伝わりやすい。

確かに、文字がたくさんある絵本作品は大人であっても読むのが大変だった。

そのため、場面や状況の説明は絵の力を借りて、文字を少なくした。

5.オノマトペを活用する

「ふわふわ」や「きらきら」といった表現をオノマトペという。

オノマトペは音の響き自体にリズムや楽しさがあり、子ども向けの絵本とも相性がいい。

オノマトペを入れて、リズムよく読めるようにしてみた。

以上の点を踏まえて、あらためて物語を推敲した。

そして、ついに絵本が完成した。

完成した作品の紹介

▲クリックすると販売ページへ遷移

販売ページ

絵本『うんぴとぴっぴ』
絵本『うんぴとぴっぴ』

www.amazon.co.jp

Amazonにて99円で販売中。

Kindle Unlimitedに加入している場合には、読み放題の対象になっていれば追加料金なしで読むことが可能。
3〜5歳向けの作品だけど、大人でも読めるはず…!

特設サイト

人気の絵本には特設サイトがあって羨ましかったので、自分で作ってみた。

LINEスタンプ

ぴっぷ先生がとても頑張ってLINEスタンプもリリースしたので、ぜひ利用していただきたい。

「うんぴとぴっぴ その1」というタイトルなので、きっと第2弾もあるのだろう。

デザインフェスタへの出展

東京ビッグサイトで年2回開催されるデザインフェスタ(通称:デザフェス)に出展して、アクリルキーホルダーと絵本を販売してみた。

デザフェスのブース

ココナラで「うんぴとぴっぴ」のぬいぐるみをつくっていただいた。

ぴっぴちゃんのぬいぐるみ

うんぴくんのぬいぐるみ

自作した鳥の巣と卵

個人的には力作💪

今回、よく本屋にも置いてあるハードカバーの絵本も作成してみた。

原価が高かった(たくさん発注すれば安いらしい)。

表紙

絵本の中身

裏表紙

ファンアート

読者の人たちがつくってくださった作品。
みんな、すごく上手。

体験してみた感想

初めて知ることも多くて、とても楽しかった。
同時に創作者の方々に尊敬の念を抱いた。

最初は「🐥と💩のほっこりストーリーでも作ったら面白そう」という、ほとんど冗談みたいな会話だった。
そこから表紙ができて、物語を書いて、図書館で絵本について調べて、何度も文章を直した。

気づけばKindleで販売し、特設サイトを作り、LINEスタンプが生まれ、ぬいぐるみまで作り、デザインフェスタにも出展していた。
最初から「絵本を作るぞ」と計画していたら、ここまでやっていなかったかもしれない。

冗談だったからこそ、妙に勢いがついた。
そして実際に作ってみると、初めて知ることが本当に多かった。

文章を短くすること。
絵だけで伝えること。
ページをめくりたくなる流れを考えること。
子どもにも分かる言葉を選ぶこと。

普段文章を書くのとは、また違った難しさがある。
自分たちで一冊作ってみて、絵本作家やイラストレーターをはじめ、創作を続けている人たちへの見方もちょっと変わった。

一冊の本を完成させるって、思っていたよりずっと大変だ。
でも、面白かった。

「絵本を作ってみたい」
そんな立派な夢から始まったわけではない。

ただの冗談だった。

それでも実際に形になったのだから、やりたいことなんて最初からリストに入っていなくてもいいのかもしれない。

面白そうだからやってみる。

それくらいの始まり方も、案外悪くないのかもしれない。


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